Maker Faire Tokyo 2018ご来場頂きありがとうございました

H-05-01のゲーム関連の島でやっておりましたが、正式に出展申し込みが受理された6月初旬から同時並行で動き始めたせいで中途半端感が酷く申し訳ない感じです。

ソーラーボートについて

一番反応が大きかったのはこちらですね、技術的にも工数的にも費用的にも大変そうですが来年はこれを自信を持ってメインで持って行けるようにがんばります。MFT会場ならではで「私もやっています」という話を何人かの方から聞け、非常に励みにかつ有益な情報になりました、これだけでも出展した甲斐があったという物です。

YM2151シールドについて

今回完成品をメインでキットは少な目にしたのですが、自分で組みたいという方が予想よりはるかに多く、2日目から急遽基板のみというメニューも用意したのですが多めに用意した基板のみの方が完売寸前で完成品が余るという始末。これもこのイベントならではですね。

今までここでは一切書いていませんでしたが、MTM05のYM2151シールドの頒布以降GIMICプロジェクトのコード部分を暫く担当していました。国内有数の特濃FM沼に浸かっていたのでFM音源ネタは食傷気味になっていましたが、脱退して数年経過した今に再び皆さんの「俺&私とFM音源」話を聞くのはやはり相当沁みましたね、偶になら非常に良い物です。

自作ゲーミングデバイスについて

数人いらしたコア格ゲーマー風の方には響く物があったようですがMFTにはちょっと合わないかもしれない、という印象を受けました。

実はWASD操作ゲー用の左手デバイスを本命として進めてたんですが凍結しようかなぁといった印象ですね、個人的にRazer NagaとOrbweaverのペアでゲームからDCCツールまで強く依存してるんですが特にOrbweaver側への不満が大きいのです。自作キーボード界隈をウオッチしつつ流用できそうな工法を発見したら作ってみる流れですかね。

Futaba S-BUSコンバータについて

Vtuberやってる方やフタバプロポを業務で触ってる方にはヒットした様子でした。ソフト主体になるんで作例をここで公開して終わり、というのが良さそうですね。

来年について

久しぶりに出展して確実に分かったのが、人は締め切りが設定されないと動かないという当たり前の事ですね。結果としては全部中途半端だったもののたった2ヵ月で凄く進捗しました!来年も出る前提で進めて、落ちたら裏メイカー祭りに出ます。あちらの方が大岡山時代のMTMの雰囲気が良く出ていて好印象ですし。やっぱり自由がいいんです自由が。

Futaba S-BUS to USB-HIDコンバータの制作

きっかけ

Maker Faire Tokyo 2018には”自作ゲーミングデバイス”をメインに出展する予定だったので、一品物コントローラー以外にもこのお題で何か有料頒布できるものが欲しい、という訳であまり手が掛からず作れる物を探していました。

そこで昔は幾つかありましたが、近年のクルマゲー不振に伴いカー用プロポタイプのPC用コントローラーが最近まともな物が出てない。ということでラジコンプロポをPCに繋ぐアダプタを作ってみる事にしました。ソーラーボート用のプロポをラジコンカー用にしておけばデバッグ機材の出費も最小で済みますし。

あとソーラーボート用の設定ソフト、MissionPannerにPC上で挙動をシミュレーションするモードがあるのですが、仮想機体の操作にPCコントローラーを別途アサインする必要があります、「実機用のプロポ使わせてよ」というのも動機の一つです。ラジコンはゲームと違ってステートスイッチ、トグルスイッチが欲しいのです。

今時のラジコンプロポ事情

世界的にもフタバが寡占している、というのは既に昔の話で中国メーカーが台頭しています、FrSkyとかiRangeXなどが目につきますね。安価高機能で魅力的ですが技適を取っているモデルが非常に少ないので横目で見つつターゲットをフタバに絞ります。

今時のプロポ受信機はおなじみのサーボ信号以外にUARTで受信データを垂れ流しするのが普通らしく、各メーカーで差異はあるのですがこいつをUSB-HIDになれるマイコンで読めば簡単に実現できそうです。

Futaba S-BUS

フタバの場合はこのデジタル信号を”S-BUS”と呼ぶようです、解析している方は多いのですがネット上に転がっているデータは往々にして不正確なので、R314SB-Eの吐き出す信号をオシロとロジアナで実際に調べてみました。結果はこのようになりました。

  • 3.3V 負論理
  • 100000bps
  • data:8bit
  • stopbit:1.5
  • parity:even

ジャスト100kbpsというのが難点です、UARTはその名の通り非同期でbpsが僅かでもずれるとエラーレートが跳ね上がります。良く使われる115.2kbpsでは不安ですね、ネットで拾える作例では115.2kbpsで読んでパリティは無視している物が多いですが本格的な実用には耐えないでしょう。

NXP SC16IS762

レートが独特であれば外部クロックのUARTブリッジをマイコンに繋げば良い、という事で選んだのがNXPのSC16IS762です。FIFOも64バイトあるので十分でしょう、シングルチャネルのSC16IS750でも良いですが値段も大して変わらず、負論理に変換するゲートも2chなら丁度RX/TXで4つ使いきれるのでデュアルチャンネルの762にしてみました。

はじめてのリフロー

このプロジェクトを始めたもう一つの動機が自作リフローの導入です。ソーラーボートのパワーコントローラーを制作するのにSMDをどうしても使いたいのですが、最初から大型基板は無謀なので小型安価な頒布基板を沢山焼くついでにリフローの調整をしてしまおうという姑息なアイディアです。ヒーター本体は定番のNT-W50-Sを使います、中古で3000円です。

スイッチサイエンスさんのリフローキットはずっと品切れなのでArduinoUNOとMAX6675を使って制御部を作ります。SSRは昔自作した4chの物を流用です。

熱電対は最初このようにシース型を使ってみたのですが、応答が非常に遅く60秒以上遅延するのでこの用途には厳しいという判断になりました。

何パターンか試して基板に裸熱電対をカプトンテープで貼る方法に落ち着きました。

これなら応答時間は数秒といった所で制御は非常に楽です。スケッチはこちらを参考に新規で起こしてみたのですが、これプレヒートと本加熱の待機時間逆じゃないですかねぇ??

そんなこんながあり上手く焼けるようになってきました。

ターゲットマイコン

個人的な嗜好で頒布物は改造を前提とした物であるべき、というポリシーがあります。量産市販品と比べるとコストは圧倒的に悪いですし入手性信頼性etcetc…という訳で「回路もソースも公開されていて簡単に改造して遊べる」という点を推したいからです。これを踏まえてUSB-HIDにお手軽にコーディングできて入手性が良いということで選んだのがこちら、STM32F103Cボードです。BluePillが安価で有名ですが評判がよろしく無いのでRobotDynの通称BlackPillを選んでみました。BluePill程で無いにせよ$3と非常に安価なので頒布物に含める事にしてしまい、まとめて購入です。

アートワークと試作

フルSMDは初めてでしたが部品点数も少ないのでアートワークはスムーズに進みました。

ステンシルが要るのでelecrowに製造をお願いします。

出来てきました。

焼きました。

シルクでWII_CNとなっているのはWiiのコントローラーです。信号はI2Cである事は以前から知っていましたが、AliExpressでコネクタを発見したので載せてみました。

S-BUSブリッジコードの制作…そして

そしてS-BUSから流れて来るデータを処理するコードを書いてみたのですが…45バイト15mSec周期、ロジアナで見てみるとこれI2Cでデータ受けてUSBで再送信すると1chでも間に合わなくない?収まらくない?というか全然足りないですねはい、ええ。

そんなこんなの事前調査不足でこの企画は見直しとなりました、さらに良く調べるとSTM32F10xのUARTは非常に高機能で実はUARTブリッジ要らないんじゃない?という疑惑が発生してしまいました。

BlackPill売ります

宙に浮いてしまったBlackPillを有償で引き取って頂ける方を募集します、Maker Faire会場で。

SC16IS762の方が高価ですが流石に居ないですよねぇ、小さいので一応持っていきますけど。

ぼくのかんがえたさいきょうのゲーミングデバイスつくろうとしてグダってしまったおはなし

はじまり

2018年の初頭、年の始まりといえばCESですが興味深い製品が発表されました。

HP Z 3D CAMERA

3Dスキャナは過去にも色々発売されていますが、デモ動画を見る限りそれらとは一線を画す性能のようです。早速米国Amazonで予約を入れ、到着してからの用途を考えます。PBR用のマップも出せるのでUnity辺りにモデルを持ってくるだけでも面白そうですがベースメッシュの解像度も高そうな印象です。もしかして…

“手”をキャプチャしてFusion360にインポートしてモデリングすれば今流行りの自作キーボードなんかを超ジャストサイズで作れるのでは?というのが始まりです。というのも私は手が小さく大抵の入力デバイスはサイズが合わないのです。

キーボードは調べた所キーキャップのサイズバリエーションが実質無く、キャップを3Dプリンタで出力するのも不向きであまりインパクトも出しにくそうなので、対象を高い効果が望めそうなゲーミングデバイス、スティック辺りが良いのでは??よし!これで今年のMaker  Faireに出てみよう、ということでノギスで手のサイズを計測し、Fusion360でササっとエルゴノミクスっぽいケースを作成し、3Dプリント、部品を組み込んで写真撮影。Maker  Faire事務局に出展申請を入れたのでした、その後の顛末も知らずに。

延期延期!

暫くして出展許可が出たのですが、一方のHP Z 3D Cameraの発売が延期につぐ延期、別ネタは進めていましたが出展概要にはゲーミングデバイスで出しているので、当初3月末発売の予定が2回伸びた後の6月末もさらに流れてしまい焦り始めます。やヴぁいこれ…

そんな訳で急遽”手”をそこそこの精度で3Dキャプチャする方法を模索します。最初に試したのがこれ、DMMいろいろレンタルで借りてきたSense 3D Scannerです。

早速手のキャプチャを試してみるもどうにも上手く行かないので、理想的な条件でこのスキャナが最も得意としているサイズの物をキャプチャしてみます。

モーター付き回転台を使って定速で回します、流石にこの理想条件ならそこそこの結果が得られるでしょうと結果を見た所うーーーん。1日目でそそくさと返却してしまいました。

次に試したのがZephyrです。こちらは多数の画像データから特徴点抽出を行い3次元形状の推測を行いますが、スチル撮影も面倒ですし入力のサポートもあるのでシャッタースピードを上げた動画をカメラを回転させながら撮影し放り込む作戦を試します、対象が手では長時間同じポーズは無理ですし。そして家にある物を駆使してこのような撮影冶具をでっち上げてみました。

Senseの件もあるので特徴点抽出しやすそうな物で最初は試します。

厳しいかぁ…

俯角も変化させないとダメらしいけど撮影対象が”手”だと正確に回せるのはせいぜい1周だしこれ以上は無駄と判断しました。

開き直った結果が悪く無い

全て諦めてカンと経験でモデリング…申請時に出した左右分割式は実際のプレイでは非常に使い勝手が悪かったのです。ま、一般的な形状ですよねートホホ。

自宅の3Dプリンタは幅230mmまでなので分割し、接着して仕上げます。

中身は自宅に転がっていたPS360ですが今はUSB-HIDデバイスになるマイコンは色々あるので特筆する点は無いと思います。

はいできました、さっくり作った割には悪く無い操作感なのがまた悲しい。キーボードと違って3Dプリンタ一つでかなりの自由度が出せますし自作キーボードも流行ってるので自作ゲーミングデバイスも流行れッ!!ということで締めたいと思います。

ほんとごめんなさい。

外洋型ソーラーボートをつくる #プロトタイプ制作編1

きっかけ

この記事です。

カリフォルニアからハワイ、さらにその先へ進む無人自律ボートを作って得た体験

船体の制作は苦労されたようですが、何より一般的に手に入る部品のみでカリフォルニアからハワイまで走り切ってしまうというのがシビれますね。ここまでなら「すごい!!」だけなのですが、記事中にイリジウムのモデムを使ってリモートコントロールを行っていたという記述が、検索すると3万円弱程度の頑張れば購入できる価格のようです。是非遊んでみたいのですがもちろん日本国内で使用すると電波法の壁で違法ですので公海上に自力で運ぶしかありません…なら同じようなタイプのソーラーボートを作るか!となってダラダラ進めている途中経過をMaker Faire Tokyo 2018で展示しますので詳細をここにメモしておきます。

最初の一歩

バッテリーとイリジウムモデムだけでもかなりの値段になる事が予想され、いきなり本番バージョンに取り掛かるのは(飽きて放置が)怖いので、まずはプロトタイプ制作です。プロトバージョンはバッテリー動力のみ、LTE回線経由でステータスの取得とGPSウェイポイントの更新が可能、という目標を立てました。

プロト版船体の選定とテストフレームの制作

この時点ではバッテリー、マイコン、GPS、LTEモデム、近接コントロール用受信機が載れば良いので可能な限り安くということで選んだのがこちら、Aliexpressで売っていたベイトボート、つまり釣りの撒き餌を運ぶラジコン船ですね。コミコミで$89でした、あらお安い。

中身を抜き取りモーター配線を引っ張り出します、値段なりの作りです。

インナーフレームは3Dプリンタで出しました。いい加減に進めたせいでこの辺りは何度か作り直す羽目になりました。

アクリルで制作したケースを載せシリコンコーキングでシーリングして完成です。

FMUもといCMUの選定

プロト版の目標は決まったので制御を行うマイコンの選定を行う必要があります、SeaChargerはArduinoMegaを使用したようですが、現在はこの手のマイコンはRasPiを筆頭に選び放題なのでゼロから検討してみます。ペリフェラルが多岐に渡るのでIOが大量にあり消費電力が小さい事が条件です、RasPI ComputeModuleやBeagleBone Black‎等も最後まで候補に残ったのですが、最終的に選んだのがこれ、PixHawkです。

PixHawkは主に自作クアッドコプタードローンに使われているオープンソースハードウェアなFMU、フライトマネージメントユニットです。今回の場合飛ばないのでクルーズマネジメントユニット(CMU)となりますか。CPUはSTM32F427でFPU付きで程よい性能です、IOPとしてSTM32F100が接続されており自前で扱うと何かと面倒なIMUがオンボードで載っています。何よりIOP経由で多チャンネルサーボ信号を出力可能でラジコン用ESCが使えるのが楽ちんですね、本番はこの辺りは自作する必要があるのですが。あと近接コントロール用としてラジコン受信機が使えるのも非常に良いです。

LTEモデムの選定

現在選択肢があまりなくsakura.ioです、インターフェースもI2CorSPIですのでPixHawkとの相性もばっちりです。モジュールは小さいのですがアンテナが嵩張りケースに収めるのに苦労しました。

プロト版ターゲットコード

PixHawk用のコードとして最もメジャーというかこれしか無いのですがArduPilotというオープンソースのコミュニティがあります。

ArduPilot

コードは一応レイヤ構成になっているようなのでHAL、つまり最下層レイヤのみポートして上位をまるっと書き換えるつもりで最初は進めてみましたが、お世辞にも綺麗とは言えない設計で中々手強いようです、分離はさくっと諦めました。なのでROSのタスクエントリ方式で各制御が全て1列に並んでいるので当初はここに差し込んで制御します、電力効率的に最低かつ安定性も低そうなので改良候補筆頭ですねこの辺り。

コントロールソフトのコーディング

次にウェイポイントの編集およびターゲットコントロールをsakura.io発AWS IoT経由Windows着で行うGUIの制作です、ArduPilotにはMissionPlannerというC#で書かれたコントロールソフトが既にありますが…いや言及は避けましょうか。

同じ事を考える方は多いらしくMissionPlanner互換のコントロールソフトは何種類かあります、中でもQtで書かれたQGroundControlは常識的な作りです。こちらもオープンソースですのでこれを改造して進める事にします。

QGroundControl

進捗?

現在ソフトの調整を進めていますが、水上でのLTE経由GPSウェイポイント航行テストがMFTまで間に合うか微妙な状況です。焦って船体をロストするとそこそこ高額なバッテリーとsakura.ioモジュールを買い直す羽目になりますしね、頑張るけど。では当日お会いしましょう。

Maker Faire Tokyo 2018に出展します

Maker Faire Tokyo 2018

久しぶりになりますが申請も通りましたので出展します。展示物は何点か予定していますが、進捗状況的に最初にご紹介したいのがこちら、YM2151Shieldの再販です。今回は最低半数程度は完成品で販売したいと考えています、YM2151は残念ながらリワーク品、つまり廃棄基板から取り外した物を私が動作チェックした中古品です。今回の基板製造はPCBWayにお願いしました。

ソフトも久しぶりに動作確認した所、保守が必要な個所が多数見つかったので今回の件をきっかけにプロジェクトの情報一式をgithubに移動します。

MFT2018の出展情報は随時こちらに投稿して行きます。

本サイトのサーバーをCloudCoreVPSからAWS+Bitnamiへ変更しました

CloudCoreには特に不満点はありませんでしたが、立ち上げてからそこそこの年数が経ったのでOSのバージョンを上げるついでに無料枠のあるAWSに移行してみました。

オレゴンのt2.microで最も貧弱なインスタンスですが、個人サイトのwordpressを動かす程度なら全く問題無いですね。インストールも素のCentOSからのCloudCoreとは違いセットアップ済みのイメージを選ぶだけなので全然楽でした。

セルフビルド作業小屋のお話

しばらく工作もしていないので古いネタの掘り起こしです。

Twitterでチラチラ写っている小さい作業小屋ですが、実は基礎のコンクリート舗装以外はセルフビルドです。

建ててる途中の写真が全く無いのが残念ですが、2.5m×4mサイズのバイク整備と保管を目的にした小屋です。

屋根は構造用合板にルーフィングシート、アスファルトシングルを重ねるオーソドックスな作りです。端の方曲がってますが。

構造は単管に2×4材を固定して外壁はスレートです。屋根が軽いのでこの程度で十分な強度が出ています。

入り口の反対側にはアルミサッシを入れてあります、換気もバッチリです。

入り口のシャッターの取り付けはこのように、開口部の強度を出すために苦労しました。天井にはライティングレールを配置して照明と電源の取り出しを行っています。

既にこれを建ててから10年以上経過していますが、屋根の一部を白アリにやられた程度でまだまだ使えそうです。総費用はコンクリート舗装とは別で20万円程度で既成品のプレハブ車庫より安いです。何より使い勝手が段違いですし。

こんな訳で見た目を気にされないなら単管スレート工法はおすすめです。これも保管物が増えて手狭になって来たので倍サイズで建て替えたい所ですがとにかく土地が、、次は単管スレートで無く鉄骨ガルバリウム鋼板造にしたいですね。

バイクナビを更新

バイク用ナビにはここしばらくGARMINのeTrex30を使っています。オフ車で林道ツーリングがメインなので雨ザーザーの中を走ったり渡河の途中でコケたりとかもありますし防水であること、詳細な林道が入っているTOPO10M等の地図が使えるという事が絶対です。

eTrex30はUS版とJP版の2台を持っていたのですが、流石に無駄だし値段が付く内にUS版をヤフオク行きにすることにしました。中を弄ってUTF8漢字フォントを標示可能にしていたので「OpenStreetMapなら使えますよー」的な写真を撮ろうとした所、しばらく見ない内に林道があれもこれも追加されているだとッ・・・これなら全然行けるのでわ?となったのが今回のお話のスタートです。

そこで以前から気になっていたGARMIN ZUMO390LMを個人輸入することにしました。防水で感圧式タッチパネルで解像度もそこそこで条件はぴったりです、ただこのモデルは日本国内で流通はしていません。でもeTrex30みたいにフォントファイル放り込めばUTF-8の表示はできるでしょ?誰もやってないけど!

・・そんな訳で到着したのですが、早速電源を入れるとおやおや?

ロケール:日本国!?だと??

メニューも全部日本語!?でもこれはちょっと有難迷惑な、、

何もしていないのにUTF-8のOSM地図がそのまま日本語で表示されました。しつこいようですが欧州版の個人輸入で日本では流通していない製品です。全体的に古いGARMIN機とはUIが違っていて面食らう事が多いですが、PCのBaseCamp(MapSourceの新シリーズ)のデータも全て引き継げるので良い買い物だったと思います。

次はバイクへのマウント方法を再検討しないといけません、大型化したGPS本体をオフ車の狭いハンドル周りのスペースに押しこめなければいけないのでこれを機会にデジタルガジェット特盛りにできる方法を考えます。

これが以前の状態です、見難いですがハンドルバー下側にRAMマウントボールが付いていて、ここにショートアーム経由で取り付けていました。見た目も悪ければ使い勝手も悪い。邪魔になっているハンドル上のバーは補強用で純正の鉄ハンドルにも付いているオフ車の必需品です。今回これを一品物でRAMマウントボールを沢山付けられるように制作します。

いつものようにAutoCADで図面を引き日本プレート精工さんに制作をお願いします。

ハンドルはレンサルで当然のようにインチ系なので採寸は泣きます。これが、

このように。マウントボールの基部を支えるのに幅が必要になり、どうしても体積が大きくなるので7075材を奢ってみました。贅沢・・。これにM6ボルト仕様のRAMボールをサクサクと挿して行きます。型番はRAP-B-379U-M616で、国内で在庫しているショップが無いようでしたのでこれも輸入しました。

最後に車両に装着してみます。

やっぱりボールは上向きの方が絶対使いやすいのですが加工の難易度が上がるので致し方無いです。

写真のGoProはここにマウントすると振動で恐ろしいことになるのでお遊びですが、各種ガジェットで簡単にゴテゴテ状態にすることができるようになりました。実はこのZUMO390LM、12Vを直接入力できず途中に小型のDCDCを挟む必要があり、ついでにDCDCを車両側に埋め込み共通コネクタで引き出す加工をやっている最中なのでまだ完成はしてません。

そんな訳で防水で感圧パネルなバイクナビを探している方いががでしょうか?カスタムで制作したマウントバーも一言頂ければ設計図を差し上げます。

今回はこんなとこですね。

車載ウインチを言い訳に色々作る(リレーコントローラ編)

また1年も間が開いてしまいましたが・・・

次のお題を制作中なのでまとめてしまいます、リモコンが仕上がったので次は受信部です。前に掲載した写真ですが、

ウインチ本体の左に見えるのがメインリレーで右に見えるのがリモコン受信部です、リレーも自作は出来なくは無いですがピークで50A以上の電流が流れるので市販部品では相当値段が張ってしまいます。なのでメインリレーはそのままにリモコン受信部を丸々自作する方針にします。

とりあえずリレー作動時のリモコン側電流を計測してみたのですが、1A以上流れていて作動ノイズも凄そう、というかオシロで見ると実際強烈なのでアイソレーションが必須です。なので素人でも簡単に扱えるPhotoMOSリレーを使います。XBee+マイコン側もSparkFun版のArduinoFIO-v3を使って可能な限り手抜きです。配線は・・やっぱり面倒なのでこれもAltium+FusionPCBのコンボで発注です。

仕上がってきました、目ざとい方はRev1.1になっている事に気がつくと思いますが、最初にDCDCをムラタNDTS1203で設計しテスト動作してみたところモーター起動時の電圧降下がギリギリ定格を下回ってしまったため、秋月扱いのMINMAX絶縁DCDCに変更したという経緯です。ケースはいつもの日本プレート精工さんにお願いしました。

まともな写真が撮れてなくてすいませんが、オーソドックスなアルミ板金2ピース構造です。せっかくのカスタムケースですし思いっきり趣味に走ってIDECの集合標示灯を取り付けます。

文字はテプラのクリアテープです。電源スイッチ兼で非常停止ボタンとダイレクトコントロール用のセレクタスイッチを取り付けて概ね完成です。次はいよいよ車体に取付けです。

下部はDINレールになっていて簡単に取りはずしができるようになっています。リレーとの接続は長い間部品箱に放置されていたアンフェノールコネクタです、確かMIL規格品で値段より後々の入手性重視で買っておいた物です、2015年の今でも全く問題無く入手できますが・・高い!

そんなわけで完成です、丁度リアシート下に収まる位置になっていますし強度も全く問題無いです。バッテリーからの電源の引き回しですが、

寒冷地仕様のハイエースは運転席すぐ後ろにサブバッテリーがあるのですが、ここのカバーに取り付けました、コネクタはアンダーソンのSB175で電動フォークリフト等に使われているコネクタです。名前通り定格175Aで大型インバーターの接続も余裕でできます。

という訳で完成しました。ウインチの位置が低いせいで微妙に使いにくいですが、この位置ならリアシートの使い勝手に全く影響が無いので良い妥協点だと思っています。・・・いやしかし書き始めると一瞬ですね(笑)写真ばっかりという事もありますけど。

車載ウインチを言い訳に色々作る(リモコン編)

次はリモコンです、バイクの積載時は両手が塞がってしまうので、無線リモコンは大きめのケースに入れ替えたいのでまず分解します。

ってエッ?なにこの汚い実装!

回路構成はPICと謎のRFチップが直結されており、周波数やプロトコルも全く分からないので国内で使っていいものやら不明です。ここでまた自分で作る決断をする訳ですね。まぁ12Vの大型リレーを無線で制御するだけですしそれほど手間では無いのですが、今回はケース込みで凝ってみようとスタートしました。

引き上げ途中で止まってしまうと色々困りますので、回路ではあまり冒険せずに通信とマイコンはArduinoFio+XBeeを使うことにしました。まずリモコン側のケースと基板を設計します。ケースはかねてから使ってみたかったFrontPanelExpressに発注します。このサービスを解説しますと、専用のFrontPanelDesignerというソフトで加工指示して発注すると、そのまま送られてくるサービスです。ソフト自体は2Dのシンプルな物ですが、既成品のサイドプレートがあるのでこれに合わせてサイズを決めると箱型のケースが安価に作れます。

こんな感じでトッププレートを作り、

アプリ内からそのまま発注できます。

ほどなくして送られてきました、何故かグミが同梱されています。税関で開けたようですがその時に紛れたのか元からなのか。

サイドの角穴はタカチの埋め込み単三電池ケース用に加工したのですが、寸法を微妙に間違えてしまいましたがまぁいいでしょう、仮組みします。

次にこの中に入る基板を作ります、最初はサンハヤトのユニバーサル基板を入れるつもりでリモコンのサイズを決めたのですが、配線途中で量にうんざりしてきたため、新しく基板を起こしてしまいました。

CADはいつものAltiumで製造はFusionです。

今回液晶を付けたかったので、ストロベリーリナックスや秋月などで扱っている小型I2C液晶を使います。これもピッチが細かすぎる上に外付けのCが幾つか必要なので基板を起こします。

JSTのXH表面実装横タイプをそのままハンダする仕様にして省スペースな物にしました。これも製造はFusionです。大量に作ったので一声かけて頂ければイベント等に持っていきます。安いのでタダでいいです。液晶の固定は正直悩んだのですが、アクリル板を表面に接着し、さらに裏から2液エポキシで固定するという方法を取りました。

さすがエポキシでばっちり固定できました。問題は表面の方で透明になるという謳い文句だったアクリサンデー接着剤で貼った所ご覧の通り。液晶窓枠が荒れているのは1mm程手で広げた為です。9mmはぎりぎりすぎました。

部分的に曇ってますし応力が入ったらしく変色してしまいました。アクリサンデーはこの用途には無理なようです、次から他の手段を考えないと。読めるは読めるので気にせず進めることにします。いよいよ組み立てです。

Fioに見えるUEWは、XBeeのRSSI(信号強度)出力をADに入力して検出可能にしています。まぁ信号はPadで出ているのでFioの想定された使い方です。

完成しました、長かった。空いてるコネクタにはこのようなスイッチを取り付けます。

ハンドルに挟めるスイッチですね、ハンドルのワンタッチクランプは自転車用品です。新しく始めた趣味が活かされました。間のスペーサーはアクリ屋さんに制作をお願いした物です。スイッチ自体はウインチの付属品で、サイズもネジも全てインチでちょっと厄介でした。

長くなったのでここで一旦切ります。次はリレーコントローラ編です。