セルフビルド作業小屋のお話

しばらく工作もしていないので古いネタの掘り起こしです。

Twitterでチラチラ写っている小さい作業小屋ですが、実は基礎のコンクリート舗装以外はセルフビルドです。

建ててる途中の写真が全く無いのが残念ですが、2.5m×4mサイズのバイク整備と保管を目的にした小屋です。

屋根は構造用合板にルーフィングシート、アスファルトシングルを重ねるオーソドックスな作りです。端の方曲がってますが。

構造は単管に2×4材を固定して外壁はスレートです。屋根が軽いのでこの程度で十分な強度が出ています。

入り口の反対側にはアルミサッシを入れてあります、換気もバッチリです。

入り口のシャッターの取り付けはこのように、開口部の強度を出すために苦労しました。天井にはライティングレールを配置して照明と電源の取り出しを行っています。

既にこれを建ててから10年以上経過していますが、屋根の一部を白アリにやられた程度でまだまだ使えそうです。総費用はコンクリート舗装とは別で20万円程度で既成品のプレハブ車庫より安いです。何より使い勝手が段違いですし。

こんな訳で見た目を気にされないなら単管スレート工法はおすすめです。これも保管物が増えて手狭になって来たので倍サイズで建て替えたい所ですがとにかく土地が、、次は単管スレートで無く鉄骨ガルバリウム鋼板造にしたいですね。

バイクナビを更新

バイク用ナビにはここしばらくGARMINのeTrex30を使っています。オフ車で林道ツーリングがメインなので雨ザーザーの中を走ったり渡河の途中でコケたりとかもありますし防水であること、詳細な林道が入っているTOPO10M等の地図が使えるという事が絶対です。

eTrex30はUS版とJP版の2台を持っていたのですが、流石に無駄だし値段が付く内にUS版をヤフオク行きにすることにしました。中を弄ってUTF8漢字フォントを標示可能にしていたので「OpenStreetMapなら使えますよー」的な写真を撮ろうとした所、しばらく見ない内に林道があれもこれも追加されているだとッ・・・これなら全然行けるのでわ?となったのが今回のお話のスタートです。

そこで以前から気になっていたGARMIN ZUMO390LMを個人輸入することにしました。防水で感圧式タッチパネルで解像度もそこそこで条件はぴったりです、ただこのモデルは日本国内で流通はしていません。でもeTrex30みたいにフォントファイル放り込めばUTF-8の表示はできるでしょ?誰もやってないけど!

・・そんな訳で到着したのですが、早速電源を入れるとおやおや?

ロケール:日本国!?だと??

メニューも全部日本語!?でもこれはちょっと有難迷惑な、、

何もしていないのにUTF-8のOSM地図がそのまま日本語で表示されました。しつこいようですが欧州版の個人輸入で日本では流通していない製品です。全体的に古いGARMIN機とはUIが違っていて面食らう事が多いですが、PCのBaseCamp(MapSourceの新シリーズ)のデータも全て引き継げるので良い買い物だったと思います。

次はバイクへのマウント方法を再検討しないといけません、大型化したGPS本体をオフ車の狭いハンドル周りのスペースに押しこめなければいけないのでこれを機会にデジタルガジェット特盛りにできる方法を考えます。

これが以前の状態です、見難いですがハンドルバー下側にRAMマウントボールが付いていて、ここにショートアーム経由で取り付けていました。見た目も悪ければ使い勝手も悪い。邪魔になっているハンドル上のバーは補強用で純正の鉄ハンドルにも付いているオフ車の必需品です。今回これを一品物でRAMマウントボールを沢山付けられるように制作します。

いつものようにAutoCADで図面を引き日本プレート精工さんに制作をお願いします。

ハンドルはレンサルで当然のようにインチ系なので採寸は泣きます。これが、

このように。マウントボールの基部を支えるのに幅が必要になり、どうしても体積が大きくなるので7075材を奢ってみました。贅沢・・。これにM6ボルト仕様のRAMボールをサクサクと挿して行きます。型番はRAP-B-379U-M616で、国内で在庫しているショップが無いようでしたのでこれも輸入しました。

最後に車両に装着してみます。

やっぱりボールは上向きの方が絶対使いやすいのですが加工の難易度が上がるので致し方無いです。

写真のGoProはここにマウントすると振動で恐ろしいことになるのでお遊びですが、各種ガジェットで簡単にゴテゴテ状態にすることができるようになりました。実はこのZUMO390LM、12Vを直接入力できず途中に小型のDCDCを挟む必要があり、ついでにDCDCを車両側に埋め込み共通コネクタで引き出す加工をやっている最中なのでまだ完成はしてません。

そんな訳で防水で感圧パネルなバイクナビを探している方いががでしょうか?カスタムで制作したマウントバーも一言頂ければ設計図を差し上げます。

今回はこんなとこですね。

車載ウインチを言い訳に色々作る(リレーコントローラ編)

また1年も間が開いてしまいましたが・・・

次のお題を制作中なのでまとめてしまいます、リモコンが仕上がったので次は受信部です。前に掲載した写真ですが、

ウインチ本体の左に見えるのがメインリレーで右に見えるのがリモコン受信部です、リレーも自作は出来なくは無いですがピークで50A以上の電流が流れるので市販部品では相当値段が張ってしまいます。なのでメインリレーはそのままにリモコン受信部を丸々自作する方針にします。

とりあえずリレー作動時のリモコン側電流を計測してみたのですが、1A以上流れていて作動ノイズも凄そう、というかオシロで見ると実際強烈なのでアイソレーションが必須です。なので素人でも簡単に扱えるPhotoMOSリレーを使います。XBee+マイコン側もSparkFun版のArduinoFIO-v3を使って可能な限り手抜きです。配線は・・やっぱり面倒なのでこれもAltium+FusionPCBのコンボで発注です。

仕上がってきました、目ざとい方はRev1.1になっている事に気がつくと思いますが、最初にDCDCをムラタNDTS1203で設計しテスト動作してみたところモーター起動時の電圧降下がギリギリ定格を下回ってしまったため、秋月扱いのMINMAX絶縁DCDCに変更したという経緯です。ケースはいつもの日本プレート精工さんにお願いしました。

まともな写真が撮れてなくてすいませんが、オーソドックスなアルミ板金2ピース構造です。せっかくのカスタムケースですし思いっきり趣味に走ってIDECの集合標示灯を取り付けます。

文字はテプラのクリアテープです。電源スイッチ兼で非常停止ボタンとダイレクトコントロール用のセレクタスイッチを取り付けて概ね完成です。次はいよいよ車体に取付けです。

下部はDINレールになっていて簡単に取りはずしができるようになっています。リレーとの接続は長い間部品箱に放置されていたアンフェノールコネクタです、確かMIL規格品で値段より後々の入手性重視で買っておいた物です、2015年の今でも全く問題無く入手できますが・・高い!

そんなわけで完成です、丁度リアシート下に収まる位置になっていますし強度も全く問題無いです。バッテリーからの電源の引き回しですが、

寒冷地仕様のハイエースは運転席すぐ後ろにサブバッテリーがあるのですが、ここのカバーに取り付けました、コネクタはアンダーソンのSB175で電動フォークリフト等に使われているコネクタです。名前通り定格175Aで大型インバーターの接続も余裕でできます。

という訳で完成しました。ウインチの位置が低いせいで微妙に使いにくいですが、この位置ならリアシートの使い勝手に全く影響が無いので良い妥協点だと思っています。・・・いやしかし書き始めると一瞬ですね(笑)写真ばっかりという事もありますけど。

車載ウインチを言い訳に色々作る(リモコン編)

次はリモコンです、バイクの積載時は両手が塞がってしまうので、無線リモコンは大きめのケースに入れ替えたいのでまず分解します。

ってエッ?なにこの汚い実装!

回路構成はPICと謎のRFチップが直結されており、周波数やプロトコルも全く分からないので国内で使っていいものやら不明です。ここでまた自分で作る決断をする訳ですね。まぁ12Vの大型リレーを無線で制御するだけですしそれほど手間では無いのですが、今回はケース込みで凝ってみようとスタートしました。

引き上げ途中で止まってしまうと色々困りますので、回路ではあまり冒険せずに通信とマイコンはArduinoFio+XBeeを使うことにしました。まずリモコン側のケースと基板を設計します。ケースはかねてから使ってみたかったFrontPanelExpressに発注します。このサービスを解説しますと、専用のFrontPanelDesignerというソフトで加工指示して発注すると、そのまま送られてくるサービスです。ソフト自体は2Dのシンプルな物ですが、既成品のサイドプレートがあるのでこれに合わせてサイズを決めると箱型のケースが安価に作れます。

こんな感じでトッププレートを作り、

アプリ内からそのまま発注できます。

ほどなくして送られてきました、何故かグミが同梱されています。税関で開けたようですがその時に紛れたのか元からなのか。

サイドの角穴はタカチの埋め込み単三電池ケース用に加工したのですが、寸法を微妙に間違えてしまいましたがまぁいいでしょう、仮組みします。

次にこの中に入る基板を作ります、最初はサンハヤトのユニバーサル基板を入れるつもりでリモコンのサイズを決めたのですが、配線途中で量にうんざりしてきたため、新しく基板を起こしてしまいました。

CADはいつものAltiumで製造はFusionです。

今回液晶を付けたかったので、ストロベリーリナックスや秋月などで扱っている小型I2C液晶を使います。これもピッチが細かすぎる上に外付けのCが幾つか必要なので基板を起こします。

JSTのXH表面実装横タイプをそのままハンダする仕様にして省スペースな物にしました。これも製造はFusionです。大量に作ったので一声かけて頂ければイベント等に持っていきます。安いのでタダでいいです。液晶の固定は正直悩んだのですが、アクリル板を表面に接着し、さらに裏から2液エポキシで固定するという方法を取りました。

さすがエポキシでばっちり固定できました。問題は表面の方で透明になるという謳い文句だったアクリサンデー接着剤で貼った所ご覧の通り。液晶窓枠が荒れているのは1mm程手で広げた為です。9mmはぎりぎりすぎました。

部分的に曇ってますし応力が入ったらしく変色してしまいました。アクリサンデーはこの用途には無理なようです、次から他の手段を考えないと。読めるは読めるので気にせず進めることにします。いよいよ組み立てです。

Fioに見えるUEWは、XBeeのRSSI(信号強度)出力をADに入力して検出可能にしています。まぁ信号はPadで出ているのでFioの想定された使い方です。

完成しました、長かった。空いてるコネクタにはこのようなスイッチを取り付けます。

ハンドルに挟めるスイッチですね、ハンドルのワンタッチクランプは自転車用品です。新しく始めた趣味が活かされました。間のスペーサーはアクリ屋さんに制作をお願いした物です。スイッチ自体はウインチの付属品で、サイズもネジも全てインチでちょっと厄介でした。

長くなったのでここで一旦切ります。次はリレーコントローラ編です。

車載ウインチを言い訳に色々作る(マウントプレート編)

おひさひぶりです、また前回のポストから1年近くが過ぎてしまいました。

しかしOPMシールドの情報を求めていらっしゃる方が未だに多いので、こうして工作物の制作記録をWebに残しておくのは十分意義のあることだと考えています。

では今回のお題です。ハイエースをトランポとして使っており、2400mmの長いラダーもありますが、大型ネイキッドなどの重量車の積載はやはりしんどいです。エンジンはかける派ですがDUCATIなど乾式で切れが良くてハイギアードな車体だとなおさらです。

以前の車体では、このような安物12Vウインチを荷室仕切り棒にぶらさげてみて、「これならどんな車両もイケる!」となった1ヶ月後に盗難された訳ですが、次はもう少し見た目にも機能的にもアップグレードした物にしたいというのが今回のお題です。

まずは何は無くてもウインチ本体の選定です、以前のウインチは1万円を大幅に切るお手頃価格でしたが、いかんせんパワーがぎりぎりで非常に不安でした、あと機能的にもクラッチをフリーにしてワイヤを引き出すことが出来なかったので、毎回ガラガラ・・と電動で時間がかかります。

なので高価ですが今回は車載ウインチメジャーメーカーのWARN製を選びます。専業メーカーだけに凄まじく沢山のモデルがあるのですが、条件が似ているATV用のXT30にします。問題は国内で扱っている代理店が無いので自分で直接輸入手配をしなければならないということですが、米国Amazon.comと当時まだ営業していた転送eペリカンを使って輸入しました。キャンペーン中で$350位だったと記憶しています。

ワイヤは繊維製で軽量、周囲の物をキズ付ける心配なし。クラッチ付きで手で引っ張れば引き出せる、パワーも必要十分、リモコン付きと申し分無いです。リレー部分の写真が無くて不安だったのですが、開梱してみた所きちんとしています。

次はマウントする場所です。以前の仕切り棒ぶらさげは棒の取り付け強度が不安だったので床に、ということで殆ど選択の余地無くリアシート下周辺になるのですが、

でこぼこしていて採寸が面倒ですね。

高さは問題無いです、この後オグショーさんで床貼りをする予定だったのですが、思い切ってリアシート取り付けボルト位置の寸法が取れないか聞いてみたところ。

バッチリです、ありがとうありがとうオグショー。聞く所によるとシート取り付けボルト穴はモデルや年式によって変則的に変わるらしいので毎回現物から採寸をするそうです。次にウインチ本体の固定ですが、見た目に綺麗に仕上げたいというのもあり、マウントプレートを1品物で制作することにしました。まずAutoCADで図面を引きます。

素材は3mmの鋼板です。制作は今回も日本プレート精工さんです、何時もお世話になっております。毎度素人図面に付き合って頂きご迷惑をおかけしています。

そんなこんなで仕上がってきました。

順当に行けば後は固定するだけなのですが、そこはそれで今回もトラブルが有るわけで強引に突破していきます。後編に続きます。

ロードバイク始めました

ほぼ内輪向けですが書いてみます、トランポ再導入ということで去年夏に恒例の北海道林道ツーリングに向かったのですが、

写真の有名な昆布刈石線にてヤル気全開のロードバイクとすれ違いました、非常にフラットで走り易いとはいえ普通に砂利道です。何か負けた気がしたので私も乗ってみることに。というのは半分冗談でここ周辺の十勝川河口沿いの道路が整備されて自転車で走ったら最高に気持ち良さそうだったからです。他にもランニングをずっと続けているのですが、これがマンネリ気味で目新しい有酸素運動をやってみたかったというのもあります。

しかし完成車をポンと買って乗り回す、というのは当ブログ的には頂けません。いきなりフレーム買いして自分で組み立てます。最初はクロモリフレームで後々アップグレードを楽しむということで選んだのがPanasonicのFRC16です。2月の中旬にオーダーして3月始めごろには納品となりました。

納品されてみたもののこのPanasonicロゴは無いよなぁ、ということでオールペンに出します。自分で大物を塗るとメタメタになってしまうのは自明なので業者様にお願いします、バイク部品の塗装ではお世話になっているカスタムペイントウレタン屋です。こちら個人経営で納期は非常に掛かるのですが作業は丁寧で気に入っています。発注と併せてフレームに相応しいロゴ2種類とヘッドマークをイラストレータでトレスします。

丸2ヶ月掛かってとうとうやって参りました。分かりにくいですが下地はパールになっています。

メーカーロゴ、

型番ロゴ、16の部分はラスタライズのナムコフォントですね。

ヘッドマーク、

完成した状態がこちらです。

スペックは現代的にしたい、しかしシマノのコンポにはクロモリに合うポリッシュ系のグレードが無い。ということでカンパのアテナで組んでみました。ホイールはもう少しクラシカルなデザインの物にしたかったのですが、チューブレスタイヤを試して見たい欲求を抑えられず同じくカンパの2Wayモデルです。ペダルはTimeのXpressoを注文してあるのですが、バックオーダーで暫く届きそうに無いのでSPD/フラットの安物を付けています。しかしGWには走りに行く予定だったのに大幅に遅れてしまいましたな。

こんな感じでロードバイクツーリングもぼちぼちやります。

12Vコンプレッサにハマったという話

トランポ再導入に伴い備品もまた揃える羽目になったのですが、その中でひときわ面倒な事になったコンプレッサについて書いてみます。現着してからタイヤ空気圧の調整をしたいので、12Vコンプレッサは必需品なのですが4輪で雪道で嵌った時なども素早く調整も可能なようにカプラ式でタンク有りの物を探して今回はこちらのMeltec FT-35Pをポチってみました。

しかし制御圧力が0.7MPaもあるので、上限0.6MPaのインフレーターは繋ぎたくない。そうだ、間にレギュレター挟めばオッケーと早速カプラを分解してみた所、

え、え?何?何ピッチ??外径は14mm程度ですがピッチはメトリックでピッタリ1.0。当然このサイズだろうと市販品のR 1/4継手とレギュレターを用意してからバラしたのですが勿論入りません。イラっと来てしまったのでさらにバラします。

ここもM14P1.0!おまえもかー

そんなわけでピッチ変換継手を探してあちこち連絡を取ってみるも、一応規格品は存在するもののロット1ではことごとく無視され小売している店も無い様子。

そんなわけで再度日本プレート精工さんに泣きついてみました。簡単に図面を引いてM14P1.0の変態ネジをR 1/4に変換する一品物の変換継手です。

このM14P1.0という変態仕様だったのはタンク接続部分とカプラーだけで、リリーフバルブ(R1/4)、圧力計(R1/8)、圧力スイッチ(R1/8)はそれぞれ一般的な仕様でした。なのでミスミにて加工品で縦貫通穴、R1/4 R1/8混在のブロックマニホールドを発注します。

コンパクトに仕上げたかったので圧力計は超小型タイプ、レギュレターまでの配管はワンタッチカプラでホース接続です。仕上がりはこのように。

ごちゃごちゃしている上に所詮安物なのであまりハードな使い方はできないですが、車載12V、小型&軽量、タンク&レギュレター付きと当初求める要件を満たせました。えらく追加費用と手間がかかってしまいましたが満足しています。

同じようにFT-35Pの改造を目論んでいる方の参考になればと思います。

トランポ再購入

購入して既に半年以上が経過していますが、別ねたがそろそろ仕上りそうなので前フリしておきます。保険金をいつまでも遊ばせておくのもいかがなものかということで再購入しました、ハイエース。

今回はS-GLです、装備ショボイのに相変わらず高い。そしてお約束のトランポ化したわけですが、日和ってオグショーさんで床張りをしてしまったのでこの辺は飛ばします。今回はこんな感じで仕上げました。

床材は標準の石目プリントが余りにもアレなので、医局の床で使われている耐薬剤系のシートにしました。見た目非常に地味ですけどね。

そして今回のお題に入ります。物はリアカメラのカバーです。キャブオーバーはリアゲートまでの距離が非常に長くカメラはどうしても欲しいので、納車と同時にナイスな取り付けができないものか考えます。普通はナンバー照明の所に取り付けるのですが、前回盗難された車体はゲート上の自作板金加工ケースに収めていて、視点が高くなるお陰で見切りも正確で非常に使い勝手が良かったので、今回もゲート上に収める方向で進めます。

前回のDXと異なりリアゲートにアンダーミラーが装着されいますので、どうせ遠すぎて良く見えないので取り払った上でこのネジ穴を利用する方針にしました。画像は拾い物です。

丁度左上に回り止めと思わしき穴が空いているので、ここにケーブルを通します。板金は前回の結果ですといかにも素人臭くなってしまいますので、アルミ厚板加工にすることにしました。そんな訳で図面を引いて、

加工をこちらの日本プレート精工さんにお願いしました。最初は削り出しワンピース構成だったのですが、やはり非常に高価になってしまうとのことでしたので基部をアルミフライス加工品、上部をステン板金に変更しています。大分お手数掛けながらも仕上がったのがこちらです。

予想外に安く形になりました、ステン部分に塗装を行い取り付けたのがこちらです。

キャップボルトが耐候性重視で黒染めでないので目立ちます、ベースに見えるのはエラストマーシートをテキトウに切った物です。全体的にちょっとイマイチな仕上がりなので何とかしたいなぁと。しかし他に作りたい物は色々ありますので機能的に問題が無い所で一旦終了です。

こんな訳でトランポ装備品の製作についてはまだ続きます。

DPS Wailer99のスレッドインサート化(後編)

後編では前回加工を済ませたアクリルレーザー加工品のジグを使い、穴あけとインサートの取り付けを行います。切子が大量に出る作業なので実家の作業小屋で行います。まず最下層のジグに対して皿ビスを埋め込む為のザグリ加工を行います。

これが終了するとジグとしては完成ですので本固定を行います。ペーパーテンプレートや金属製ジグと異なり透明ですのでセンター合わせは容易です。

次に6.5mmのドリルで穴を開けていきます、カーボンモデルなので切子は黒いです。板自体の厚みもハイブリッドモデルと異なり薄いので慎重に進めます。

前部の8箇所は深さ9.5mm、最後部の3箇所は7.5mmに仕上げる必要がありますので、フライスの深さ目盛りでそれぞれ9.0mm、7.0mmで加工しジグを外します。最後にマイクロゲージで測りながら微調整します。

下穴が仕上がった所でタッピングです。今回失敗したのがここで、カーボンモデルであることが原因かもしれませんが仕上げタップをいきなり入れるのはかなり難しく何箇所か序盤1回転でズッコケさせてしまいました。BindingFreedomのインサートは下穴にインチで5/16-18のタップを切るよう指示されていますが、これはごく一般的なサイズなので国内で中タップ+仕上げタップのスパイラルタイプを入手されることをお勧めします。私はタップをインサートとセットで購入しました、これはストレートタイプなので本来止め穴には使ってはいけません、対象は樹脂と木でできた板なので適当で良いという事かもしれませんが。

今回最後部の3箇所は一般的なビンディングの取り付けでは使用しない位置で、6.5mmの深さで空けるよう指示されています。板の厚みもこの部分は10.5mm程度しか無いのでインサートを短く加工して取り付けます。

10mmドリルで適当に面取りを行った後エポキシで固定を行います。エポキシは硬化の際20度以上の温度を保つ必要がありますので注意。

というわけで硬化終了です、微妙に斜めっているのが画像でも分かるかと思います。タップで失敗してますね、ただビンディングの取り付けには全く問題は無いです。しかし無地色の板だと仕上げの状態が丸わかりですね。粗い!

そんなわけで2012のクリスマス前後はニセコで存分にテストを行いました、まだ滑走日数で20日行っているかどうかというレベルですので云々するのもどうかと思いますが、非圧雪はもちろん圧雪も抜群のコントロール性で非常に満足しています。もう少し太くて長い板でも良かったかも。

しかしフォルムもカラーリングも実に女性的な板ですが、メカメカしいデザインのAdrenalinとは壊滅的に合いませんね。機能優先とはいえ酷い。しかし乗り味は非常に気に入ったのでこのまま汎用偵察マシンとして使って行きたいと思います。

次からはもう少し技術的な話題になりますのでご容赦の程を。

DPS Wailer99のスレッドインサート化(前編)

久々のエントリーに唐突にスノースポーツねたで申し訳ないです、少々ありまして2011年終わり頃からゲレンデ通いをしています。今冬ある程度慣れてきたので変わった板が欲しい、と取り寄せた所面倒な話になったので顛末を書いてみます。シーズンを外すと話題として微妙になってしまうのでまずこの辺から。

やはり単車と同じく荒れている場所でゴソゴソとやっていた方が好きなので、最初なのであまり過激でないファット板を物色し購入を決めたのがこちら今冬リリースのDPS Wailer99です。私は直接米国のサイトから注文し日通の転送PJを利用して輸入しました。国内代理店で買うより大幅に安いですがオーダーから発送まで1ヶ月程度は待ちました。注文を入れたのは12-13モデルが発表されて暫く経った10月です。こんな感じの荷姿で到着です。

ビンディングは結構悩んでウォークモード付きにしたい、ということでチロリアのAdrenalin 16を選択してみたのですがここで問題発生。細かい話は省略しますが、出たばかりで実績の無い組み合わせなのでショップでの取り付けはできず、自分で取り付けを行わなければならなくなってしまいました。

取り付け方法をネットで調べてみると、ビンディングメーカーではSSTとしてこのようなジグをショップ向けに販売しており、正式にはこれを使用しなければならないようです。eBayの中古相場を見ても新品取り寄せは相当高額でしょうし、個人に売ってもらえるかどうかも分かりません。しかもドリル径は板メーカーの指示に従うべしと書かれているし、かといってビンディング付属のペーパーテンプレートを使うのも精度的に不安です。・・そして何時もの様に「分かったよ!自分で作るよ!!」となった訳です。

何せ始めてで不安なのでこちらのページを参考にボードの様にインサート化しつつ取り付けしてみる方針にしてみました、ジグは曲面で構成された板にフィットしつつ安価でということでアクリル板にレーザー加工で製作します、難点はドリルのガイドですが、機械系の工作をやる方には言わずもがなのミスミで、おそらく金型用と思われるピンガイドが使えそうなのでこちらを使用します。ミスミには’規格製作品’という部品が多数あり、部分的に指定寸法でオーダー毎に加工してくれます。今回ガイド内径がドリルの径と合っていないと話になりませんので、ドリル径6.5mmなのでガイド内径6.6mmで指定して発注します。但し今現在個人では発注を受けて貰えませんので、代行サービスを利用します。結果このように仕上がってきました。

1個700円もしますが、再利用可能なのでまぁ許せますかね。次にビンディング付属のペーパーテンプレートから採寸し、レーザー加工用の図面を引きます。

途中でハマったのがペーパーテンプレートの寸法誤差です。何度測っても微妙合わん、、と悩んでいた所実寸より0.1%程小さいんですね。たかが0.1%と言っても全長500mmとなると0.5mmの誤差になるので「あっれェェ??」となるには十分です。最終的に3枚構成にし、板とピンガイドを挟み込む形に仕上げます。

ここまで進めた所で北海道遠征の日程直前になってしまい、確実に間に合わせる為渋谷のFabCafeで加工を行いました、かなり割高になってしまいますが苦労して日程調整した遠征で古い板を使うハメになるよりましです。

仮組みした所がこちらで、

ドリルガイド部分の収まりがこちらです、

精度はアクリルレーザー加工なのでかなり誤差は出ますがこの用途には十分でしょう。次回は実際に加工して取り付けを行います。