Arduino+FM音源で遊ぶ(MTM05ご来場ありがとうございました)

おかげ様で(ほぼ)完売しました

特にYM2151/YM3012の仕入れにかなりの額を投入したので「売れ残ったらどうしよう・・」と嫌な汗をかいていたのですが、YM2151/YM3012無しが1セット残り、YM2151/YM3012付きは完売となりました。ただ初日は若干トラブルが有りMIDIとWiiヌンチャクのデモが動作しておらずご迷惑おかけしました。原因はWiiヌンチャクのピンヘッダの接続を間違えていて、Wireライブラリが通信に失敗した所でHALT状態になっていたというオチでした。その場で原因を調べようにもUSBポートの数が足りなく、色々ともう少し余裕を持たないとダメだという教訓ですね。そう、ここでWireライブラリの仕様を責めたらプログラマ失格なのです!

MTM05バージョンについて

MTM05バージョンで出したキット内容についてざっくり解説します、まずハード周りの変更点です。

MTM04版のRev1.1でMIDI入力にフォトカプラのTLP521を使用していましたが、実際に信号を流すと取りこぼしが多く、オシロで見ると案の定波形がメタメタだったのでデジタル出力のPC900Vに変更しています。結果としてarduino.ccで公開されいるMIDI Library2.5がそのまま利用できることを確認しています。また、Rev1.1でカットしたYM2151の割込み出力をAnalog04に入力可能なようにジャンパパターンを追加しました。基板の方は電子回路初心者の方でも安定して組み上げられるよう、少々値は張りましたが製造をP板.COMさんに委託しました。キットの外観はこんな感じで。

組み上げるとこのように、緑基板で地味地味ですが、緑以外だと+2万円という見積もりだったので断念。

ソフト面では前回MDX再生スケッチの再現度が完璧でなく、ソフトLFOの一部のモードが動作していなかったのを修正したのでおおよそ100%の実装度に到達したと思います。あとArduinoのCPUパワーに余力があるのが分かったので、やや効率は落ちていますがYM2151のレジスタを叩いている部分を極力分離し、Arduino標準のお作法に習う形でYM2151.cpp/.hにライブラリとしてまとめています。音色設定配列はブラックボックス気味ですが発音制御と音程、ボリューム、パンポット制御辺りまではお手軽にできるようになっています。

ライブラリの詳しいドキュメントは後日公開します。

各コードについてはbrogからのリンクですと色々不便ですので「YM2151シールドサポートページ」として以下のGoogleSitesにまとめています。

YM2151シールドサポートページ

キットに同梱した組立説明書も近々PDF変換してこのページに上げておきますので、組んだ後は捨ててしまって問題無いと思います。私自身が余分な紙資料キライ!でScanSnapで何でも電子化な人ですので。Wordで書いている都合上やや解像度は下がってしまいますが。

今後の展開について

まずほぼやります!なToDoについては、ライブラリの使い方解説、エラー処理がユルいMDX転送ツールの手直し、MTM05版紹介動画の作成、辺りです。

後はどうでしょうかね、YM2151の詳細解説とかですかね?現状ネット上に存在しないので、英語の勉強も兼ねて日/英版でテキスト化とか、また恥ずかしい物を晒すことになりそうですが。

キットの追加ロットについてはやはり肝心要のYM2151/YM3012の入手が不安定なのと、石自体がかなり高価な部類で個人で回すには在庫リスクが高いので、反響が予想外に大きかったらやりますといった感じでお願いします、申し訳ない。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です